日本語教育の現場から

 「~ている」を教えた。   1、現在進行形   2、作用の結果がそこにある  3、状態 
 の三つがある。 
 動作動詞は 「進行形」が多い。 「住む・勤める・働く・結婚する」これらの動詞を否定する時、「住まない」と「住んでいない」「結婚しない」と「結婚していない」とでは、違う。将来をも含めた否定と今のみの否定 の違いだ。
 物が落ちているのを発見した時、「あっ!落ちている!」と言う。「倒れている!」「死んでいる!」室内に長くいた人が 外に出て、雨が降っているのに気付いたとき、「あっ!雨が降っている!」と言う。日本語では、これらは「~ている」という表現になる。発見したぞ!という新鮮な驚きの心が、現在形をとらせるのだろう。
 中国語では、「了」を使う。だから 学生は、「落ちていた」「死んでいた」「雨が降っていた」と言う。中国語には 「~て」という形がない。だから、「昨日 雨が降った。「今 雨が降った。」
「(外に出てみたら)雨が降った。」 みな 同じなのだ。
 過去形の使い方。中国は大雑把であり、日本は細かい。しかし、日本語で 新発見を 現在形で言うのは、あまりにも日本的、自分の主観を中心にすえた表現と 言えないだろうか。
 中国人学習者は、「いらっしゃいませ!」でなく、(考えた末)これは過去だ だから「いらっしゃいました!」と 過去形を使う。
 「ありがとう御座います」「ありがとう御座いました」も、日本人が 長いおしゃべりの中で使う時、途中で「~ました」を使わず、別れを決意した 最後のほうになって、「今日はどうも ありがとう御座いました」を使うように(私は)思う。
 客観より 主観を重んずる日本人の特徴だと思う。
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by yamayamakawaumi | 2005-12-03 14:38


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