農民の知恵

 高知の農家に住み込んだ。労働を積み重ねている人は、コツを見つける。体力の消耗を抑え、合理的に仕事を行う方法。均一に肥料を撒く方法。滑らずに歩く方法。を紹介する。
 例えば4人で 鎌で稲を刈る。5株を刈って置く。もし4人が横一列に並んだ場合、20mの田であれば、20m前進しなければ、立ち上がる(腰を伸ばす)ことはできない。これでは疲れてしまう。もし、5m前進した所で立ち上がり、5m戻るようにすれば、腰を伸ばすことで、体に優しい働き方になる。だから4人は 横一線に並ぶのでなく、5m差をつけた 段々の位置になるように、始めに刈る。それからが 本格スタート。先頭が田の向こう端に到着したら、三人に合図し、全員が5m戻り 隣りの人が刈っていた場所の続きを刈るのである。
 左手で株をつかむのだが、親指と人差し指で、3株持つ。4・5株目は 中指等3本でつかむ。そして寝かせれば、少し交差し、乾燥させるのに都合がいい。
 
 広い田んぼに、顆粒肥料を撒く。右手でたくさんの顆粒を握り、広く均一に撒くのだが、コツがある。右手の形を工夫するのだ。指の間に少し隙間を作って握る。そして 右外側から左方向に振り、指の間から出るようにすると、均一になるのだ。
 コンクリートの畦(あぜ)を歩くとき、泥でぬるぬるし、裸足でも滑りやすい。足の指を立てて歩くと、(スパイクの爪と同じような働きをして)滑らない。
 コツ、知恵は たくさんある。  
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by yamayamakawaumi | 2005-02-05 19:44 | その他


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